いつまでも、私の中に、誰かの中に。 | 人はモロイかオモロイか?

いつまでも、私の中に、誰かの中に。

その文章で、私を落ち込みから引っ張り上げてくれた人、
末期癌の元プロウインドサーファー、飯島夏樹さんが亡くなった。

TVのドキュメンタリーを夫と2人で見て、死によって残す人、残される人について語り合ったのは、ついこの間のことなのに。

生家がお寺さんである人から言われた、『「死が生を内包する」ではなく、「生は死を内包している」』という言葉の意味が、お姑さんを亡くした後、わかるようになった。

お葬式の時にお坊さんが語ってくれた事と合わせて、

「亡くなった人が生きていたときのことを、生きている人間が、良いことも悪いこともみんなゼンブ語れるようになったとき、死んだ人はまだ生きている。
その人のことを語らなくなっても、語ったことが体の中に入った人が生きていて、死んで、誰かに語られる。そうして、人はいつまでも生き続ける。 」

そんな感じに理解した。

だから、お会いしたことのない人だけれども、飯島さんの本を通じて、飯島さんの残したWEB日記を通じて、飯島さんは私の中にも生きているんだと思う。
そして、私がこうして誰かに語ることで、いつまでも生き続けるのだと思う。

夏樹さん、命の力をわけてくださって有り難うございました。

今は、悲しみより祈りを。

飯島夏樹さんの最後のコラム新潮社からの訃報
飯島夏樹公認blog