全部で幾つ? | 人はモロイかオモロイか?

全部で幾つ?

うちの旦那と育児の仕方が似ているおとーさんと、うちの末っ子と同い年の双子ちゃんが気になって、ちょくちょく読ませて頂いているkomaruさんという方の『双子日記』というblogがある。
(私ったら、身の程知らずに、女の子の双子を産むことに昔は憧れてたなー。)
そこで、「爪切り60本勝負!」というエントリを読んで、自分が育児で追い込まれていた頃を思い出して大笑い。
(komaruさん、失礼だったらすみません…)
うちに双子はいないけど、年子がいたので小学校低学年以下の子供が5人だった頃。
いつも誰かしらの爪を切り忘れ、「危険なので切ってください」と保育園のノートのどれかに毎週のように書かれていた。
毎週切っても切っても伸びる子供の爪との追っかけっこ。たかが爪切りが、ものすごくプレッシャーになっていて、「爪を切ってきてください。」と言われたりノートに書かれたりする度に、泣きそうになっていた。
ふとある日気づくと、下から2番目の子供の爪を切った記憶がないのに、きれいな手をしているのです。
もしかして今まで何度も切って貰っていた?と気が付いて、保育園で担任の先生に尋ねたら
「お宅では両手足合わせてお子さんの爪100本でしょ?それじゃ大変ですもの。時々内緒でお手伝いしますからね。」と笑顔で言ってくださった。
確かに5人いたら100本だ!そりゃ無理だわ…と、初めてその時気が付いて、じゃ、しょーがないか~と先生の目の前で泣き笑い状態になってしまったのであった。

家に帰ってから、旦那に
「ねーねー、知ってたー?うち、子供たちの指全部合わせると100本だよ~!?私、3桁の数の爪切りしてるんだから~。」
というと、数字に強い旦那は
「そういえばそうだ!凄いじゃないか。んじゃ、掃除する耳も10個で、1個5分でも1時間40分だ。そりゃ無茶だ!」
と、いろいろ5倍して数え初め、うちって大変だったんだーと大笑い。
「ごめん、どうしても恐くて子供の爪切りと耳掃除は出来ない。でも気が付いたらいうから。」
と旦那に言われ、なおかつ自分がとっても大変なのだと、やっと気が付いて、とっても気が楽になりました。
それからは変なプレッシャーが取れて、保育園で爪のことを言われたら、はい!明日まで切ってきまーす。と明るく答えて、なぜか忘れずその日に爪切りが出来るようになったのです。

今では、下の2人以外、自分で上手に爪切りが出来るはずなんだけど、爪を切るのと耳掃除の時間は、子供たちにとってハハを占有できる貴重なときらしく、爪を伸ばしたくなるお年頃になった子以外は、みんな今だに私に切って貰いたがるのです。
あんなにプレッシャーだった爪切りが、今では子供との団らんの時間だったりするのに、歳月を感じてしまったりして。

はい、指の本数に気づいたことが、逆にプレッシャーを取ってくれたという笑い話でありました。